1.遺言書を作る必要はあるのか(1)
- 所長
- 4月11日
- 読了時間: 2分
遺言書ってみんな書いてるの?
皆さんは遺言書を書いた経験がありますか?
家族や友人で遺言書を書いている人を知っていますか?
おそらく、ほとんどの人はどちらの質問にも「いいえ」と答えるでしょう。
様々な機関がデータをとっていますが、総じて言えることは遺言書を作成している人は10%もいない
ということです。
遺言書についてのイメージ
「遺言書は資産をたくさん持っている人がするもの」
「まだ元気だから、遺言書を作成するのは後でいい」
「自分が亡くなっても、相続人は仲が良いから遺言の必要はない」
遺言書についてはこのような考えを持っている方が多いです。
果たして、これらの考えは正しいのでしょうか?
遺言書は誰のために書くのか?
遺言書は自分が亡くなった時から効力が生じます。
言い換えると、遺言書に何を書こうが、その内容に感謝されたり非難されたりしようが、自分はもう
そこにはおらず、全く影響がないということです(たいへんドライな言い方ですが……)。
もちろん、自分の名声のために遺言書を書くこともあるでしょうが、おそらく大多数の方の遺言書は
遺された家族などのためのものといえるでしょう。
よく考えたらこれは当たり前のことなのですが、このことは、遺言書について皆さんが持っているイ
メージは正しいのか、そして、自分は遺言書を書く必要があるのかを考える際に重要になってきます。
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